近年、日本でも人気を集めているオートミール。
ダイエットや筋トレ向きで栄養価が高く、美容効果もあると、一度は聞いたことがあるのではないでしょうか。
今回は、そんなオートミールの栄養価やカロリー、おすすめ商品、おいしい食べ方などをご紹介します。
目次
オートミールとは
そもそもオートミールって何?と思われる方もいらっしゃると思います。
オートミールとは、オーツ麦(燕麦)と呼ばれる麦の皮を取り除いて、調理しやすく加工したものです。
簡単に言うと、麦のシリアル食品ですね。
アメリカなどの海外では、朝食といえばオートミールというほど定番で広く親しまれている食品です。
海外映画で朝食のシーンがあれば、何を食べているかに注目してみてください。
おそらく、高確率でオートミールだと思います。
オートミールの種類
オートミールとひとことに言っても、加工段階によって名前や食感などの特徴が違います。
種類としては、大きく分けると5種類あります。
オーツ麦
オートミールの原料。
「燕麦(えんばく)」や「からす麦」とも呼ばれるイネ科カラスムギ属に分類される穀物のひとつです。
オーツ麦は、小麦などと比べるとおいしく食べることが難しく、フレーク化技術が発達する19世紀頃までは一部の地域を除き、食用としてではなく飼料用として主に利用されていました。
ホールオーツ
オーツ麦の殻だけを剥いた状態のものを指します。
「オートグローツ」や「ホールグローツ」などとも呼ばれています。
米で例えると、玄米の位置にあたりますが、玄米よりも非常に調理がしずらく、食べられるようにするまで長時間かかります。
スティールスティールカットオーツ
ホールオーツ1粒を2~3粒に挽き割りしたものがスティールカットオーツです。
略して「カットオーツ」や「アイリッシュオーツ」と呼ばれることもあります。
ホールオーツよりも表面積が広くなるため調理に要する時間が短縮されていますが、加熱処理はされていないため、まだ食べるには手間がかかります。
ロールドオーツ
ロールドオーツは、「テーブルオーツ」と呼ばれたり、「クイックオーツ」と「インスタントオーツ」を含めた総称で呼ばれたりと定義が曖昧ですが、一般的にオートミールと呼ばれているのは、この加工段階のものです。
- テーブルオーツは、ホールオーツを蒸して、ローラーで平らに潰し、乾燥させたものなので、そのまま食べることができます。
- クイックオーツは、テーブルオーツよりも細かく砕いたもので、より調理がしやすくなっています。
- インスタントオーツは、加熱処理がされているのでオートミールの中で最も調理が簡単な種類です。
オーツ粉
オーツ麦を粉末状にしたものです。小麦でいうところの小麦粉にあたります。
パン作りなどに材料として使われることがありますが、日本ではほとんど見かけません。
オートミールの栄養価やカロリー
オートミールの栄養成分は以下のようになっています。
100gあたりの栄養成分 | |
たんぱく質 | 13.7g |
エネルギー | 380kcal |
炭水化物 | 69.1g(うち食物繊維9.4g) |
脂質 | 3.7g |
カロリー自体は白米(100gあたり356kcal)と比べると決して低くはありません。
では、なぜダイエットや筋トレに向いていると言われているのでしょうか。
それは、オートミールが低GI食品だからです。
低GI食品とは、簡単に言うと脂肪になりにくい炭水化物のことです。
さらに、同じ100gでも、オートミールはお湯を注いでふやかすと膨れるうえ、食物繊維が豊富に含まれているので腹持ちも良く、より満足感を得られるのです。
また、ビタミンやミネラル、鉄分なども豊富に含まれているので、ダイエットや減量にありがちなカロリーを気にするあまり栄養を疎かにしてしまっている状態を防ぐ健康食品としても優秀です。
おすすめオートミール3選
日食 プレミアムピュア オートミール 300g
オートミールの国内メーカーといえば日食(正式名称:日本食品製造合資会社)です。
日本人の味覚に合わせて加工されているため、海外メーカーの食品はちょっと…という方にも安心しておすすめできます。
他にも、保存料や着色料は一切入っていないうえ、乳児用規格適用食品でもあるので、赤ちゃんの離乳食や介護食としても使えます。
クエーカー オールドファッション オートミール
オートミールの世界シェアNo.1を誇るクエーカーから出ている最もスタンダードなオートミールです。
内容量は2.26kgとまさにアメリカンサイズですが、コスパ最高です。一応、割高にはなりますが、336gの小分けサイズもあります。
とにかく安く、そしてたくさん食べたいという方におすすめです。
オドラムズ クイックオートミール
アイルランドで160年以上の歴史がある老舗メーカーから出ているオートミールです。
日本での知名度は日食やクエーカーに比べると低いですが、オートミール好きの中ではコアなファンが多い印象ですね。
だし醤油やめんつゆなどの和風な味付けにも合うのが特徴で、一度は食べておきたいオートミールです。
オートミールの食べ方
オートミールには様々な食べ方や味付けがあります。
その中で、基本的な食べ方から個人的におすすめな食べ方までご紹介します。
基本的な食べ方と1食分の量
オートミールの基本的な食べ方は、おかゆ(ポリッジ)になります。
調理方法は至って簡単で、オートミールを熱湯でふやかして自分好みに味付けをするだけです。
1食分のオートミールの量は30g~100gが目安で、水との割合はお皿に入れたオートミールが完全に浸かるか浸からない程度がおすすめです。
はちみつと牛乳でシンプルに
海外の朝食で定番な味付けです。
牛乳のたんぱく質や、はちみつのクリーンな炭水化物など、1日の始まりに摂っておきたい栄養素が詰まっているので、まさに朝食にもってこいな食べ方ですね。
甘すぎると感じる方は、レーズンなどをトッピングすると酸味がアクセントになって食べやすくなります。
ちなみに、はちみつに飽きてきたら、いちごジャムで味付けしても美味しいですよ。
ヨーグルトに混ぜて食べる
電子レンジなどは必要なく、そのままヨーグルトにプラスするだけで出来てしまう最も簡単な食べ方です。
ヨーグルトにオートミールの食感が加わるので食べ応えがあります。
ただ、特にふやかしたりはしていないので、オートミールの食感はかなり強めです。食感が苦手な方はご注意ください。
お味噌汁に入れて食べる
オートミールは和風な味付けでも美味しいんです。
数あるお味噌汁の中でも、粉末タイプの赤だしが手軽で味の相性も良いので、おすすめです。
プロテインと一緒にシェイクする
マッチョ御用達の食べ方ですね。ワイルドかつシンプル、面倒くさがり屋な人にぴったりです。
ただし、プロテインの味によっては悲惨なことになりかねないので、慎重に選ぶ必要があります。笑
まとめ
いかがでしたか。
スーパーフードとも呼ばれるオートミールの魅力。
今後のダイエットや筋トレ、健康生活などに、ぜひ取り入れてみましょう。
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